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看護師ぎんたのNURSE HACK BLOG

【味噌汁なし】高血圧と言われたら、減塩ダイエットしよう!

ぎんた(@NSginta)です。

高血圧の患者さんは1000万人を超えて、まさに日本人のほとんどの人が悩まされることとなります。高血圧の薬と言えば、ARB・ACE、Ca拮抗薬、利尿薬、α1遮断薬などありますが、最近では高血圧ワクチンなるものが誕生するかもしれないという噂もあります。

若い人では30歳前後から、特に男性で高血圧の患者さんが増えていきます。まだ若いし、薬は飲みたくない。そう思うのは当然だと思います。

そんな高血圧症の方に、試してみれば1週間で血圧も体重も減る魔法のような方法があります。

それは減塩です!

食塩が体に起こす変化

「塩は水を引き起こす。」

これは僕が以前透析施設で働いていた時に上司がよく言っていたセリフです。

塩をなめると水分が欲しくなるという意味ですが、例えば塩分が多いとされる「うどん」を食べると、1~2時間後から口喝(のどが渇くこと)が出現します。

これは、体の中に塩分を取り込んだことにより起きた現象です。

塩分を薄めるために体の中の水分を使うので、水分を補給したくなるのです。

ï½å¡©åã«ã¤ãã¦ï½ 引用元:http://www.holonicsystem.com/nutrition/t-tayori/201202.html

塩分を1gとると、薄めるために水分を125ml必要になります。なので、10gとると水分を1000ml必要になるということです。

塩分はどのくらいとるのが普通?

日本人の塩分平均摂取量は1日あたり男性11g、女性9gと言われています。

11gの塩分をとれば、朝昼晩で400mlほどの水分を3回飲まないといけません。(というか体が飲みたいという信号をのどの渇きとして出します。)

400mlを3回って多いですよね?ペットボトルでいうと、1日に500mlのペットボトルを2本はかるーく飲んじゃう計算です。

ありがちな塩分のとり方(僕の実体験)

僕は看護師でありながら30歳で高血圧になり、自分で治した経験があります。

その時気をつけたのは毎日のくせになっていた生活習慣です。

その時の僕は毎食スープか味噌汁がないとダメなタイプだったので、即席のものなどで使っていました。

(例:僕のありがちな一日の食事)

朝:ごはん、味噌汁、ウインナー3本、目玉焼き(醤油をかける)→推定塩分量4g(即席みそ汁塩分約1.5g、ウインナー塩分約1.5g、醤油の塩分1g)

昼:ラーメン、チャーハン→推定塩分量13g(ラーメン汁まで全部飲んで塩分約9.5g、チャーハン塩分3.5g)

夕:かつ丼、味噌汁、漬物→推定塩分量6gかつ丼塩分3g、味噌汁1.5g、漬物1.5g)

 

朝:4g、昼13g、夕6gで合計23gの塩分をとったことになります。

塩分をとり過ぎた末路

塩分を毎日過剰にとっていると、常に水を飲みたい状態になっています。塩分を薄めようとして水を飲むのに、さらに塩分をとるので、慢性的に塩分と水のとり過ぎになります。

これにより高血圧や、顔や足のむくみなどが出現します。

僕の場合は血圧が150/70くらいあったし、顔もむくんでパンパンでした。

僕が行った高血圧改善方法!

このまま40歳、50歳まで行けば、高血圧によって心臓や、脳、腎臓などの臓器にダメージあったと思います。今では血圧は常に120台。またはそれ以下くらいになり、高血圧の基準にあてはまらない合格ラインに入ることができました。

僕がやったのは、「スープ、みそ汁をお茶で代用する作戦」です。

毎食スープ、味噌汁がないとダメというのはただの自分だけに作った思い込みであり、1週間試してみました。するとどうでしょう。全然なくても物足りなくないし、問題ありませんでした。

これにより血圧はみるみるうちに下がりました。

今では1日にスープ類は1回までと決めています。

血圧は下がりましたが、顔はむくみでなく、元々パンパンであったこともわかりました。(笑)

高血圧は食事で治る!

高血圧になってしまう食生活を何十年も続けてしまうと、それにより血管のしなやかさが失われ、食事に気をつけても血圧が下がりにくくなります。

なるべく早い段階から減塩を心がけることで、血圧も下がるし、むくみ減る。美容、ダイエットの面でもおススメします。

高血圧だと思ったら、食事に注意を向けてみましょう!

そいぎ、おだいじに。