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看護師ぎんたのNURSE HACK BLOG

【1分間で完了】塩分チェックシートで減塩指導。今すぐ自分の状態をチェック!

ぎんた(@NSginta)です。

あなたは高血圧の患者さんに減塩指導できていますか?

したいけれど、「塩分に気をつけてくださいね。」くらいの説明しかできていないのでは?

減塩指導するべき患者さんには、自分がどのくらい正常と逸脱した食生活を送っているのかを知ることが一番重要です。

そこで使うべきツールが塩分チェックシートです!

これは塩分指導において入院加療することなく、自分の食塩摂取状況のどこが悪いのか一目でわかります。しかも、チェックに要する時間も1分ほどで簡便にチェックができます。

塩分チェックシートの紹介をしていきます!

高血圧患者はなぜ多いか

高血圧の患者さんはたくさんいます。10人に1人は高血圧の治療中。

病院を受診していない予備群を含めると3人に1人と言われているのですからその患者数の多さは言うまでもありません。

高血圧は食事から摂取する塩分量で大部分が改善されますが、そもそも自分が塩分を多くとっているのか自覚がない人がほとんどだと思います。

あなたも自分が何グラムの食塩を1日に摂取しているか想像できますか?

「毎日6g~7gで抑えているよ。」

と自信を持って言える人は管理栄養士さんくらいじゃないでしょうか?

医療従事者でも塩分の摂取量がわからないのに、患者さんに説明のしようがないと思います。

塩分摂取量もわからなければ、自分の食生活のなかで塩分が多い部分を自覚してもいないのが現状です。

なぜ食塩のとり過ぎが悪いのか。

食塩は高血圧を引き起こし、脳卒中心筋梗塞、腎臓病の原因となります。

脳卒中や、心筋梗塞は年寄りの病気だと思っている人いませんか?

ミスチル桜井さんは2002年に小脳梗塞で手足のしびれを訴えダウンというショッキングなニュースもありました。当時32歳でした。幸い、血栓溶解などで後遺症なく現在も日本の音楽界のトップをけん引中です。

もしもこの時重症であれば、2002年以降の名曲のSIGNも、GIFTも、ドラマ『コード・ブルー 』の主題歌HANABIも聞くことができなかったのです。

食塩は血圧を上げます。

普段の血圧が高ければ高いほど、筋トレや、入浴などの一過性に血圧が上がる「血圧サージ」を引き金に脳卒中を起こしやすくなります。

普段から血圧を低くすることが重要なので、食塩のとり過ぎはやはり避けるべきだということです。

塩分チェックシートを使おう!

さて、本題です。

こちら社会医療法人製鉄記念八幡病院が監修した、塩分チェックシートというものがあります。下のリンクからダウンロードページがあるので、そちらからPDFをダウンロードしていただけたらと思います。

出典:社会医療法人製鉄記念八幡病院 「あなたの塩分チェックシート」 https://www.ns.yawata-mhp.or.jp/salt_check/

この塩分チェックシートを使うと、点数として評価をすることができます。

総合の点数で10点以下にしたいものです。

僕もこれを使って減塩できました。

塩分チェックシートを使用して悪いところが見えたので、味噌汁やスープの摂取を1日3杯から1杯に減らしたり、うどん、ラーメンの回数や、スープを残すこと、食事量減らすことを気がけるようになりました。

食事量を減らすことは一見、減塩に繋がりそうに感じませんが、食事量が多いとその分摂取するおかずの量が増えることになります。おかずに含まれる調味料など多く摂取することになり、結果的に塩分が多くなります。

満腹感を出すためによく噛むことや、食事中の飲水量を気がけるのが僕の中でのコツです。

それをすることにより、毎食食べていた味噌汁やスープもいらなくなりました。

自分が気がけることで、指導ができる。

ブクブクに太った看護師さんから糖尿病指導されても説得力ないのと同じで、自分が塩分に気をつけた経験もないのに指導はできません。

まずはあなたが塩分チェックシートを使って自分の食生活を見直してみませんか?

意外な結果が待っているかもしれません。

 

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